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山下公園 ~かつて、シアトル航路を結んだ氷川丸の波止場

開港の歴史舞台となったYOKOHAMA

1853年のペリー提督率いる黒船来航によって、世界への大きな扉が開かれた日本。
福沢諭吉が1875年に『文明論之概略』の著書の中でcivilizationの訳語として「文明開化」の言葉を著し、横浜はその開港文化の中心舞台となって繁栄した。

横浜といえば海。

そして、山下公園は昔からデートや家族の憩いの場として、たくさんの想いや愛情を受け止めてきた。
山下公園を海沿いに散歩をしていると、いまでも微笑ましい光景に出逢うことがあって、とても素敵な気持ちになる。

いまはもう就航していないが喜劇王チャップリンも乗船した1930年を代表する高速貨客船「氷川丸」も、第二次世界大戦で海軍の病院船として戦禍をくぐりぬけてきた栄光とともに、静かに海を見つめている、そんな光景に出会うと、あぁ、横浜に来たんだなぁと思う。

山下公園には「未来のばら園」があり、バラの花が200種類2,300株植えられている。横浜開港150周年記念のバラとして選ばれた「はまみらい」の美しさを楽しむこともできる。

実は、この山下公園のバラにはアメリカのシアトルと横浜を繋ぐ “ちょっといい話”があることをご存知だろうか。

山下公園は、1930年に関東大震災の瓦礫を埋め立てて造られた。横浜市も大きな震災被害を受けたが、米国から大きな支援を受けて復興の途を築いている。

その感謝の気持ちを込めて、石灯籠を日米親善のシンボルとしてシアトルに贈っている。その石灯籠は、いまでもシアトルの日本人会がその数年前に寄贈した桜500本※1が植えられたシアトルのスワード公園入り口の最も目立つ所に設置されているという。そして、その返礼としてシアトルから横浜市に送られたのが、50種2,000株※2にも及ぶバラだった。

80年以上を経た現在も、横浜市こども植物園にはシアトルから贈られたバラの子孫が咲いているという。家族連れでのドライブで横浜を訪れた方は、横浜市こども植物園に足を延ばしてみるのもよいだろう。日米関係の原点をバラで辿る。そんな学び体験を、親子で楽しめるかもしれない。

 

横浜市こども植物園アクセス:

http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/kodomo/access.php

 

※1,※2『THE TRAVEL BULLETIN』記載の数字

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