Fluer Thanksgiving(花とみどりの感謝祭)
   ~ コミュニカーレの想い

「いのち」と「いのち」の「多様な繋がり」を感謝しあう気持ちを大切にすることで、豊かで幸福な世界を。

コミュニカーレの想い。
私たちは、複雑に絡み合う「いのちのつながり」の中で生きています。

母なる地球、ガイア。
46億年の時を経て、漆黒の宇宙に浮かぶ「青い宝石」のように美しく、およそ870万種の生物を豊かに育む惑星へと進化してきました。私たち人間もまた、地球が紡ぎ出してくれた万物の繋がりの中の一部にしかすぎません。

みどり豊かな木々の葉がきらめき、色とりどりの花が豊かに咲き、梢を渡る風のそよぎに心地よさを感じる。とりわけ、日本では綺麗な水が流れる小川のせせらぎに、自然の恵みを感じることができる。そんな心地よく、豊かな時間を過ごすことが、あたりまえのようにできなくなる。そんな現実がやってくる日は、そう遠い未来ではないかもしれません。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)は、2018年10月に「1.5度の地球温暖化に関する特別報告書」を発表しています。報告書では、気候へのさまざまな影響を鑑みて1.5度上昇というラインが重要であることが示されています。地球の平均気温が「1.5度の壁」を越えて2度上昇すれば、2100年までに70~90%のサンゴは死滅するだろうと予測しています。

想像できますか?
美しいサンゴが、すべて白化している世界を。
地球の肺機能の役割を果たす森林が燃え、温暖化が進み、海洋の氷が解け、私たちが住む大地が沈み、水災害や異常気象に破壊されていく世界を。

コミュニカーレは、真の「豊かさ」と「幸福」は「いのちのつながり」の中にある。
そう信じています。

WEB OF LIFE ― 生命体の複雑なネットワークである私たちの地球は、たとえテクノロジーが指数関数的に進化し続けたとしても、決して私たち人間がプログラミングできるものではないほど複雑なものです。けれどもいま、私たちを豊かに育み続けてきてくれた地球が修復不可能な地点まで破壊されつつあることに、私たちも気づき始めています。「ひと」と「ひと」との繋がりも、なんだか希薄になりつつなってはいないでしょうか?

いま、あたりまえのようにあるものが、実はきっとあたりまえではない。
大切なひとや自分自身の「いのち」が、実は永遠ではない。

限られた時間のひとつひとつを最大限に「豊か」で「幸福」なものとできるように、私たちができること。
それは「感謝(Appreciation)」の気持ちを忘れない努力をし、私たちが享受している自然の恵みに、そばで支えてくれている大切なひと達に、素直に「いつも、ありがとう」の気持ちを伝えていく努力を続けていくことではないでしょうか。

コミュニカーレは想いに共感してくださるパートナーのみなさまと一緒に、私たちが大切な誰かに「いつも、ありがとう」の気持ちを伝えることができる機会と場を、「Fluer Thanks Giving (花とみどりの感謝祭)」としてのコトづくりを通じて地域社会のみなさまと共創していきたい。そう考えています。

ニーヴァーの祈りの一節に、こんなくだりがあります。

「神よ、変えるべきものを変える勇気を、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい」

自然の恵みへの感謝を、そばにいる大切なひと達への感謝を、素直に伝える。
そんな私たちの小さな行動の積み重ねが、私たちの未来のシナリオを豊かに、幸福に、きっと変えていく。そう信じています。