ローズ感謝祭のストーリー

Rose Thanks Givingの文化を 開港一番都市「YOKOHAMA」から日本、そして世界へ

6月2日は、「ローズの日」。
(一社)ブルガリアンローズ文化協会が、ブルガリアのバラの谷では100年以上続く「バラ祭り」でバラの収穫を祝う美しい感謝祭が開催され、その文化を日本でも広く定着させることで、バラの花のもとに人々が集い、温かな平和な世の中になることを願って、2017年に記念日登録をしました。

横浜市にとっては6月2日は「横浜開港記念日」であり、1981年に始まった港のお祭りに系譜をもつ「横浜開港祭」の日で、横浜市民にとっては開港一番都市として日本の文明開化をリードしてきたという「はまっこ」のシビックプライドを象徴するお祭りの日です。また、横浜市はSDGs自治体モデル都市としての活動も盛んで、2017年から毎年、「まち」を花とみどりで豊かに彩ることによって「ひと」の暮らしを豊かにしていく「ガーデン・ネックレス横浜」という花とみどりのイベントを春と秋に開催しています。横浜市の花は「バラ」というご縁も重なり、(一社)ブルガリアンローズ文化協会が横浜市に「ローズを通じて感謝を伝える文化」を共創することを、2017年にご提案。コミュニカーレは、その企画提案活動と実施をプロデュースさせていただきました。

地域経済社会と一緒になって「ローズを感謝の気持ちの象徴として、大切なひとに感謝を伝える場と機会を共創する」という社会価値を共創することができれば、母の日やバレンタインデーのようにコト消費を刺激することができるのではないか。そんな仮説から始まった、実証実験プロジェクトでした。

中国に、「バラを人に送ると、自分の手にもその香りが残る」ということわざがあります。
「誰かのために何かよいことをすれば、自分も幸福になれる」という古くから伝わる人生訓です。

これはきっと古今東西 普遍の真理だからこそ、現代に生き続けている言葉なのだ。
ふと、バラをみかけるたびに、そう思うことがあります。

コミュニカーレは、「いのち」と「いのち」の「多様な繋がり」を感謝しあう気持ちを大切にすることで、豊かで幸福な世界を、さまざまなパートナーや地域社会と一緒に共創していきたいと思っています。

バラは花の中でも、フランスで兵士たちを歌で勇気づけたエディット・ピアフ(1915-1963)の『ラビアンローズ(La Vie En Rose: 人生はバラ色)』でも歌われるほど、幸福感に満ちた特別感のある花です。

横浜市の「まち」を花とみどりで豊かに彩ることによって「ひと」の暮らしを豊かにしていくとの想い、そして、(一社)ブルガリアンローズ文化協会が横浜市に「ローズを通じて感謝を伝える文化」を共創していくとの想いに共感し、これからも「ローズを通じて感謝を伝える機会と場を共創する」活動を通じて、私たちひとりひとりのウェルビーングを実現していく機会と場を、コミュニカーレはたくさん増やしていきたいと考えています。

2019年は、その想いに共感をしてくださった(公財)東京都公園協会の「バラの花」で人気のある旧古河庭園と神代植物公園のみなさまのご協力をいただき、来園者のみなさまと「真の豊かさとはなにか」について共に考え、バラの花の美しさを楽しむイベントも企画・開催させていただきました。

ブルガリアのバラの谷から、日本の文明開化の中心であったYOKOHAMAへ。そして、YOKOHAMAからTOKYO、日本、そして世界へ。
これからも、さまざまな共創パートナーのみなさまと共に、花とみどりの感謝祭として「Rose Thanks Givingの文化」を未来へと紡いでまいります。