バレルポッド(BarreLPoD)

住所: 〠231-0041 神奈川県横浜市中区吉田町5-9第二共同ビル1F(最寄り駅 関内駅)
地図: https://bit.ly/2WouNIS
電話番号: 045-262-1221


バレルポッド(BarreLPoD) だけのとっておき 「わたしスタイルのLUXURY&LOHAS」

ヨコハマ関外吉田町(よしだまち)は、伊勢佐木町から野毛町の回廊のように位置する商店街である。歴史的には、1859年の開港後に外国人と武士のトラブルを回避するため、幕府が吉田橋の袂に関所を設け、京浜東北線から港側の馬車道・関内に外国人が居住し、内陸側の関外エリアに日本人が居住した経緯がある。また、船乗り達が港について、遊んだ歓楽街が関外エリアだった。そのため、船乗り文化と庶民文化が織り重なって、なんともいえないディープなローカル文化を感じることができる。毎年、新緑が美しい5月と夏に「吉田まちじゅうビアガーデン」等のイベントで昼夜と賑わっていることからも「吉田町(よしだまち)」がナイトエコノミーの街であることは想像に難くない。特に、夜はまるで軍艦島を歩いているかのような、わくわく感に満ちている。

バレルポッド(BarreLPoD)は、そんな吉田町(よしだまち)」の表通りの一角にあり、常連さんに長く愛されているお店である。スタッフは明るく、とにかく居心地がよいのだ。一見さんでも、ふと気づけば常連さんの会話に入ってワイワイしていることも。ぜひ一度、ふらりと訪れ、その居心地のよさを体感してほしい。


 
きっとまた、足を運びたくなる。おとなのネバーランド。

横浜の街を歩いていると、「のらねこ」と遭遇することが多い。
自由に生き、けれども生活が保障されているわけではない「のらねこ」は、クールだ。
100年時代といわれる「いま」を生きる私たちに、自由の贅沢さ、そして厳しさ、を教えてくれる存在なのかもしれない。

“If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive. If I couldn’t ever be gentle, I wouldn’t deserve to be alive. (タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない。)”

襟を立てて、いつかどこかで聞いたことのあるセリフをつぶやきたくなったら、ヨコハマ吉田町の『バレルポッド(BarreLPoD)』の木の扉を開けてみよう。ほっと一息をつけるような、あたたかな雰囲気が、今日も一日がんばった体を、やさしく包んでくれるだろう。

カウンターに座ると、自由気ままにぶらりと立ち寄っては『バレルポッド(BarreLPoD)』でお酒を楽しんでいる常連さんと、ふと会話が始まることもある。オープンして8年半、足繁く通うお客様が後を絶たない。お食事メニューが豊富で美味しいことも、人気の秘密かもしれない。

Barrelは「樽」。共同創業者の倉本さんは樽で熟成したお酒をお客様にゆっくりと味わって、楽しんでいただきたい。そんな想いを持っているので、棚には所狭しと様々な樽酒やリキュールが並んでいる。まるで、お酒の図書館に迷い込んだような錯覚を覚える。見ているだけで楽しいし、チーム・バレルポッドの面々が心地よい距離感を保ちながら絶妙なタイミングで話しかけてきてくれるので飽きない。

生まれ故郷の横浜を舞台とした数々の名作を創作した大佛次郎(おさらぎ じろう)の書籍も置いてあるので、港の見える丘公園で薔薇を楽しんだ後で大佛次郎記念館に立ち寄ったひとは『バレルポッド(BarreLPoD)』で大佛次郎のエッセイを読みながら一服されるのもよいだろう。大佛次郎は、500匹の猫と暮らした文豪として有名だ。「成熟」とは子供のとき遊戯の際に示したあの真剣味を再び見出すこと、といったのは誰だったか…そうだ、「人生を最高に旅しよう」との名言を残したニーチェだった。

人生を最高に旅するために。
今日も自分の好きな「あのお酒」をいただきに、木の扉をたたこう。
チーム・バレルポッドが明るく迎えてくれる、あの居場所へ。

“バーとアートの街”吉田町は、インスタ映えする小路も多い。
ほろ酔いで帰る道中、「のらねこ通り」を歩いて帰ろう。


[2018年/2019年]バレルポッド(BarreLPoD)の「ローズのおもてなしの一品」
Tommy’s Special
ジェリクル・キャッツ(Jellicle Cats)

劇団四季のミュージカル『キャッツ』をご覧になったことがあるだろうか?
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。年に一度開かれる”ジェリクル舞踏会”に参加するために何処からともなく集まってくる、たくさんのジェリクル・キャッツたち。我こそは最も純粋なジェリクル・キャッツとして、夜を徹して踊る猫たちの特別な舞踏会を描いた物語だ。長老ねこに選ばれる、再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのはいったい誰か。

そもそも、「ジェリクル・キャッツ」とは何か?
キャッツ原作者の英国詩人のT.S.エリオットが創った言葉で、「Jewelry(宝石)」と「Miracle(奇跡)」を掛け合わせたとされる。人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けず、したたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクル・キャッツだ。キャッツに登場する24匹のねこは、みんなジェリクル・キャッツなのだというのだから、いわば猫たちのオリンピックともいえるかもしれない。

『バレルポッド(BarreLPoD)』の「ローズのおもてなしの一杯」は、「ジェリクル・キャッツ(Jellicle Cats)」。
リンゴのブランデーの甘い香りと華やかなブルガリアンローズの香気が馨しい一杯だ。ジューシーな赤に浮かぶ薔薇の氷が、とてもセクシーに煌く。

猫好きの文豪・大佛次郎は、云った。

「猫は冷淡になればなるだけ美しいのである。贅沢で我儘で他人につめたくすることは、どんな人間の女のヴァンパイアより遥かに上だろう。」

猫を可愛がることは、女に溺れているような心持ちになることで、それでいて決してこちらの心を乱さずにいられるのだから有難い、とも。今宵、この美しき赤く煌めく液体に、やさしく溺れているような気持ちになるのも悪くはない。

そういえば、キャッツで「ジェリクル・キャッツ」に選ばれたのは、かつては絶世の美猫で、何匹の雄猫から賞賛を浴びた娼婦猫のグリザベラだった。キリスト教的な解釈でいえば、マグダラのマリアだ。彼女は、あの名曲”Memories”を歌う。

“When the dawn comes, tonight will be a memory too. And a new day will begin. (夜明けが来れば、今宵もまた、ひとつ想い出となる。そして、新しい一日が、また始まる。)”

明日も、また頑張ろう。そう思える、一杯だ。

Memories
https://youtu.be/8gd_ohoPzYc

「ジェリクル・キャッツ」のクリエイター、トミーさんの笑顔となにげない会話も、元気のビタミンになる。
『バレルポッド(BarreLPoD)』は、気軽にエナジーチャージできるアットホームなバーなので、ぜひお気軽にお立ち寄りいただきたい、そんな場所なのである。

 

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