ビストロノミー “ラトリエ 1959” ヨコハマ

住所: 〠231-0044 神奈川県横浜市中区福富町2-15
地図: https://bit.ly/2Hk1l09
電話番号: 045-777-8819


ビストロノミー “ラトリエ 1959” ヨコハマだけのとっておき
「わたしスタイルのLUXURY&LOHAS」

ヨコハマ関外吉田町(よしだまち)は、不思議なワクワクがたくさん詰まっているジャックボックスのような街だ。
その「奥の細道」の入口に、ビストロノミー “ラトリエ 1959” ヨコハマは在る。

オーナーシェフの河内さんのトークは機知に富み、飽きない。商いは飽きないというが、至言だと思う。
『千一夜物語』の語り手であった妃は、機知に富む千の物語で王の心を癒し、自らの命と処刑されてしまうであろう娘たちの命を救った。
よしだまちの不思議な街の魅力だけでなく、河内さんとのトークを楽しむ夜も、また素敵なワクワク体験となるだろう。

 

美食をデザインするオーナーシェフこだわりのアートに遊べる「食の美的エンタテインメント空間」

「芸術というのは生きることそのものである。人間として最も強烈に生きる者、無条件に生命をつき出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだ。」 

己の芸術を存分に爆発させた、岡本太郎の言葉を思い出した。

「お客様の顔がみえる商売がしたい。」

オーナーシェフの河内さんは、そんな想いの発露によって生き方を爆発させたのは15年前。広告代理店のマーケティングを経て、食品の商品開発のコンサルティング案件を積み重ねていくうちに、その究極のゴールである\”お客様の喜ぶ顔をみたい\”との想いが膨らんだ。そして、その想いは「自分のお店を持つ」という目標となった。人生のパートナーの理解も得られるように根気よく何度も何度も相談を重ね(このあたり、コンサルっぽいですね)、開店資金の貯金を始めた。

勉強家と努力家はイコールというのは世の常だが、河内さんの場合は “圧倒的” との形容詞がつく。それは、お店に積み並ぶ料理の専門書をみても一目瞭然であるが、博識に裏打ちされたそのトークを聞いていてもわかる。河内さんは自身のスタート地点を考え、勝負する土俵を暗黙知継承型の日本料理ではなく、形式知継承型の西洋料理をベースに、横浜を創造の源泉とした独自の創作料理で勝負することに決めた。フランス料理やイタリア料理などの古典の読破を重ね、晴れて2013年にオーナーシェフとしてのスタートを切った。

ラトリエは、アトリエに定冠詞がついた言葉 “L’atelier”。
横浜創作料理を創ることへの、こだわりを表している。
1959は、50年代の偉大なワインの年への畏敬の念を表している。

1992年にパリにオープンした「ラ・レガラード」のイヴ・カンドボルド氏が仕掛けた、ビストロノミー。高級店並みの上質な食材を使いつつ、カジュアルな料理で多くの人に来てもらえるとのコンセプトで人気となり、パリではフランス料理の新しいトレンドとして定着したが、河内シェフも日本でも「気軽に横浜創作料理とクオリティーワインのマリアージュを楽しんでいただきたい」と意気込みをみせる。調味料から、野菜はもちろん、天然酵母パン、魚介や肉、さらにジビエ、シャルキュトリーやチーズ、生パスタ、お茶に至るまで、厳選した素材で、河内オーナーシェフならではの感性で美食をデザインしていく。

「料理とは、人と人とのつながり、人と自然のつながりそのもの。」

いかに食材を活かすかは、野菜生産者やワイン生産者とのコミュニケーション、そして素材そのものとのコミュニケーションで決まるのだという。詰まるところ、最高のマリアージュとは上質で本質的なコミュニケーションの総数で創造されていくものなのかもしれない。

どことなく「千一夜物語」を想起させるエキゾチック店内を見渡すと、ところどころ花に彩られていることに気づく。オアシスを見つけたときのような、喜び。花は、”生きている喜び”の感覚を教えてくれる存在なのかもしれない。オーナーシェフ河内さんの、あくなき “美”と “生きている喜び”の感覚への追求を、店内を華やかに彩る花々は教えてくれる。

そういえば、ブルガリアンローズとも呼ばれるブルガリアのダマスクローズ(Rosa Damascena)の原産地は、シリアのダマスカスとされている。
ダマスカスは継続して人が居住している世界最古の都市であるといわれ、6世紀から7世紀中盤にかけてウマイヤ朝の首都として絶大な繁栄を誇り、「千一夜物語」でも、その美しさが詩となり朗々と謳われている街でもあった。

「千一夜物語」には『アラジンの魔法のランプ』、『シンドバッドの冒険』、『アリババと40人の盗賊』や『空飛ぶ絨毯』等、たくさんのワクワクが詰まっている。
オーナーシェフの河内さんの横浜創作料理は、そんなワクワクをたくさんポップアップして楽しませてくれるクリエイターでもある。
河内さんの創作料理を五感で楽しむとき「芸術というのは生きることそのものである」という岡本太郎の言葉を想起してしまうのは、きっと河内さんが河内さんならではのアートを存分に爆発させているからなのだろう。

千一夜な夜を過ごしたいとき、ぜひ「ヨコハマ関外よしだまち」の一角にあるビストロノミーに足を運んでみてほしい。


[2018年/2019年]ビストロノミー “ラトリエ 1959” ヨコハマの「ローズのおもてなしの一品」
シャルキュトリーと旬菜のテリーヌ

『千一夜物語』で美しい街として謳われたダマスカスの風を堪能できる、ローズの香り華やかな一品。
華やかりし頃のペルシャ文学の絢爛を五感で楽しみたい、そんな特別な夜に。


 

◆ シャルキュトリーとは?

シャルキュトリ(charcuterie)とは食肉加工品全般の総称。”chair(肉)”+ “cuite(火を入れる)” が語源。
ハム、ソーセージ、パテ、テリーヌなどの総称で、その多くは豚肉を原料とし、鴨やジビエなどを使うこともあります。これらを販売する店もシャルキャトリと言い、食肉加工技術を持つ職人をシャルキュティエ(charcutier)と呼びます。また、料理人がメニューのひとつとしてシャルキュトリを作成することもあります。塩漬けや乾燥、燻製など、肉の保存性を高める手段として発達し、その歴史はギリシャ時代までさかのぼります。

材料は、「塊肉」、「挽き肉」、「内臓および血」と大きく3つに分類され、製法もまた、「非加熱」、「加熱」、「発酵・熟成」、「燻製」…と数タイプに分かれます。その組み合わせの数だけ、シャルキュトリは存在すると言ってよいでしょう。なかなか職業としての確立は見ませんでしたが、15世紀に豚肉を加工して販売する職業がシャルキュティエとして認められ、16世紀には豚の屠畜も認められるようになりました(現在は行わない)。イタリアでは、ラテン語のサル “sal(塩)” から派生したサルメリア(salumeria)、ドイツでは、メツゲライ(metzgerei) と呼ばれます。

引用URL:
シャルキュトリとは? | 日本シャルキュトリ協会
http://charcuterie.jp/definition.html

 

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