私達について

花やみどりで感謝や親愛の情を伝える文化は、万国共通

“千里離れても、眺める月はひとつ

旅先の中国でご縁あってお友達になった彼が、帰国の日の早朝フライトに駆けつけて、餞に手渡してくれたのは 赤いチューリップの大きな花束でした。

花やみどりが伝える、想い

大学時代最後の春は、卒業旅行も兼ねて一足先に卒業して故郷に戻った友人を訪ねて、上海に滞在したことがありました。すでに仕事を始めていた友人の春節のお休みを独り占めしてはいけないと思い、ひとりで出かけようとした私のために、友人は2泊3日の蘇州へのバス旅行と1泊2日の杭州へのバス旅行を用意してくれて、いざ一人旅へ。

杭州でのバス旅でのこと、バスガイドさんから中国語で何かをまくしたてられていて困っていたところを助けてくれたことがきっかけで仲良くなった彼とは、同じ漢字文化圏ということから筆談でしたが親交を温めることができ、お陰様で楽しい時間を過ごすことができました。帰国後前日には、上海の友人に助けてもらって電話で「ありがとう」を伝えました。

帰国日当日、空港に行くと彼がいて、赤いチューリップの花束を餞に手渡してくれた時の嬉しさは、いまでも忘れません。帰宅して、花束を花瓶に生けると、メッセージカードが。友人に聞くと、有名な宋の時代の詩人・蘇東坡の漢詩であると教えてもらいました。

誰かが誰かを大切に想う気持ちは、幾年の時を超えても、国が異なっても、みんな同じ。そして、花を贈ることで大切に想う気持ちを伝えることも、人間の普遍的な営みであるということなのではないかと感じています。

蘇東坡の漢詩

人には 悲しみ歓び、出逢いと別れがあり、
月には 曇り晴れの日、満ち欠けがある
これは昔からのことで、完全無欠な事はこの世にはない
ただ願わくは 私たちが健康で長く暮らせることを
千里離れても、眺める月はひとつ 

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