ブルガリアでは、バラ祭りの頃に、大切な人に感謝の気持ちを込めてバラの花やローズウォーターをつかったお菓子を贈りあう習慣があるそうです。ブルガリアの国の大切な地域資源であるバラ。ブルガリアで採取できるローズウォーターは、10世紀の頃より近隣諸国との貿易において、金よりも高いとされてきました。一年で僅か20日間ほどしか咲かない、バラ。けれどもそのバラによってもたらされる大きな恵みに人々は感謝し、それは100年以上続く、バラ祭りの伝統文化として継承されています。
私たち日本も、水とみどり豊かな自然に恵まれ、四季折々にふれて大切な人に感謝の気持ちを込めてお年賀や、お中元、お歳暮等をお贈りする習慣がありましたが、ライフスタイルの変化とともに少なくなりました。
そこで、母の日のカーネーションのように、バラを贈ってありがとうを伝える機会を場を、もっと増やしていけたらどうかな、と考えました。そして、バラそのものを贈ることも素敵ですが、大切な人をお食事に誘って、そのお店ならではの「ローズのおもてなしの一品」を一緒に楽しみながら、「いつもありがとう」の気持ちを、さりげなく伝えあうことができたなら。「ロージーな時間」に、お互いの幸福度も高まるのではないかと考えました。
バラの咲く季節に「みる」「たべる」「かおる」バラを、大切なひとと一緒に五感で思いっきり楽しむ。
ローズ感謝祭は、そんな「ロージーな時間」の"場"づくりに地域の食文化創造を牽引する事業者の皆様を中心とする地域の皆様にご協力をいただきながら、「ローズのありがとう文化」を想いに共鳴いただける皆様と「最高のロージーなモメント」を共創する祭典です。