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中村孝明 YOKOHAMA

中村孝明 YOKOHAMA

“おかあさん” の海よりも深い愛情に包まれるような、素朴で深い味わいを紡ぐ名匠

 

フランス語で「ラ・メール」というと、「海(La mer )」と「母(La mère)」の2つの意味があるという。

言葉というのは、とても面白い。人間の感情や思考が音声や文字にされることによって、人間の普遍性や国籍・文化等のバックグラウンドの違いによる多様性が浮かび上がることがある。海は無数の「いのち」を育み、大きく抱き、「いのち」の終わりでさえ、受け止めてきた。私たちは母胎の羊水に浮かんで育つ。母もまた、「いのち」を繋ぐ大きな存在であり、それは「感謝」の対象でもある。

 

「原始、女性は太陽だった」

1911年(明治44年)に雑誌『青鞜』発刊を祝う件として、女性運動や平和運動のパイオニアとして名高いフェミニストの”平塚らいてう”が記した言の葉。これは、つくづく至言だと思う。

どの国の昔話をみても、女性は”万物を産み、育む性”として社会的尊敬があった。それが、いつしか社会的ヒエラルキー構造の中で社会的役割と結びついてジェンダーとなり、区別が差別となっていった。けれども、やはり私たち人間には「母」への深い敬愛の情が「基本」にあると思う。

 

「料理の基本は、”おかあさんの味” なんです。」

死ぬ前に、もう一度、食べたい究極の料理。それは飾らない、どこまでもシンプルな、おかあさんが竈で炊いたごはんと煮干しで丁寧にとったお味噌汁。そう笑う、中村孝明オーナーシェフの目は優しい。

そういえば、ココ・シャネルも「シンプルさは、すべてのエレガンスの鍵」との名言を残している。真の上質性は、シンプルさに宿るのかもしれない。なぜならば、嘘がつけない。すべての飾りを削ぎ落していく、その先に残るのは「純粋性」。つまり、お料理でいえば「素材」と「技」のみとなるからだ。

 

「純粋性」で勝負することほど、実は難しいことはないのではないかと、ふと思う。

どうすれば、「純粋性」で勝負に勝てるのか?

 

中村孝明さんといえば、TV番組『料理の鉄人』で「和の鉄人」2代目として活躍した華やかな経歴を持つ最高峰の料理人の一人だ。番組では、「料理界の諸葛孔明」と称されていた。その当時は、日本料理の名門『なだ万』の料理長を務めていた。シンガポールのホテルシャングリラ店にも赴任の経験があり、この時に仲良くなった中華料理の一流シェフからは美味しいフカヒレの調理方法を教わる等、グローバルセンスも抜群である。

 

中村孝明さんは島原で生まれ育った。決して裕福な家庭で育ったわけではなく、おかあさんの苦労もみてきたから、早くから働き始め、おいしいものを食べて、つくることができる「板前」という道を選択したという。ところが、徒弟の匠の道は厳しかった。和食の基本をマスターするために、お皿洗いから始まり、魚の目利き等の食材選びや盛り付けまで、ひとつひとの工程を何年も何年もかけて、やっと一人前として認めていただける世界。最低でも18年はかかる、心が強くなければ続けることができない道だ。その時に支えとなったのは、おかあさんへの孝行心からの矜持だったという。

 

「己を鍛えてた期間が長かった人ほど、上に立ったときに己のスタンスといいますか、自分の世界が開けてきます。」

人間の識見には、「知識」を基本として物事の本質を見通す思慮や判断力というものが加わった「見識」がある。見識は、それを実行に移すことで初めて大きな仕事を成し遂げることができる。見識に決断力と実行力が加わったものが、胆力のある見識すなわち「胆識」であるが、なにげない会話から「胆識」を感じることのできる人に出逢える機会はそうそうあるものではない。中村孝明さんには、そこはかとない「胆識」を感じる。自己鍛錬を人一倍に重ねてきたひとだからこそ持つ雰囲気というか、人間的な大きさ、繊細な温かみを感じとることができるのだ。

 

 

中村孝明さんは磯子に貴賓館の本店を持ち、そのブランドを全国展開しているが、横浜では高島屋のローズダイニングにお店を持つ。その一品一品はとても優しく、繊細で、一品一品の展開がとても楽しい。ほっとする温かみのある美味しさを味わうことができる。

 

「バラは純潔によって白く、慈悲によって紅い」

キリスト教では、バラの花は聖母マリア様の象徴とされてきた。聖母子の絵に幾度も幾度も描かれてきた、母の慈愛。母の愛、子の母への想い。いつの時代も、国を違えても決して変わることのない人間の普遍性。中村孝明さんのお料理を味わうとき、心が温かく満たされるのは、きっとお料理を通して「おかあさんの味」を原点に感じているからなのかもしれない。

 


【完全事前予約制】

中村孝明 そごう横浜店の「ローズのおもてなしの一品」

ブルガリアンローズ香る初夏の爽やかな “くずきり”

 

 


◆◇◆ 「ローズのおもてなしの一品」付 お食事プラン◆◇◆

 

 ランチの「ミニ懐石御献立コース」のみのご対応となります。

 

【ランチコース内容】  

全6 (前菜、御造り、合肴、メイン(肉か魚をお選びいただけます)、食事、ブルガリアンローズ香る初夏の爽やかな”くずきり”)

 

【期間】

5月18日~6月末日

 

【時間帯】 

ランチ 11:00~17:00(L.O.16:00)

 

【定休日】

不定休日あり
※ 高島屋の休館に準じます。

 

【場所】  

横浜タカシマヤ 8階 「ローズダイニング」

〒220-8601 横浜市西区南幸1丁目6番31号

 

【席数】  

70席(店内全面禁煙、喫煙スペースあり)

 

【ご予約につきまして】

※ お子様メニューあり

※ お子様用椅子あり

 

< ご予約時のお願い >

・ 完全事前予約制となります。前日までのご予約をお願いいたします。

・ お店に直接お電話にて、ご希望の日時を前日までにご連絡ください。

・ 日時変更が発生した場合も、必ずお店にご連絡ください。

・ 当日の日時変更・キャンセルのご相談につきましては、対応しかねます。

・ ご不明な点等ありましたら、いつでもローズプロジェクト事務局(info@fleur-thanksgiving.com)までお問い合わせください。

 

::: キャンセルポリシー :::

当日キャンセルについてはキャンセル料として100%の金額、前日キャンセルについては50%の金額をいただきます。

 

 

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