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港の見える丘公園 ~バラと文学の薫香につつまれる楽園

外国人墓地や異人館のランドスケープを楽しむことのできるYAMATE、もうひとつの魅力

 

「薔薇曰く 我を守るもの そは 刺にあらずして 匂い」

ロダンの愛人でもあった、フランスの女流彫刻家カミーユ・クローデル。その貴兄ポール・クローデルは、外交官で詩人でもあった。そのポールの残した言葉が、とても興味深い。

バラが存在し続けられた最大の“武器”は、決して”攻撃的な刺”ではなく、その”芳しい香り”によって他からの愛を獲得してきたことによるものだ、という意味合いだが、至極、名言だと思う。

「山下公園」で横浜の海を真正面に眺めて異国の風を感じるのもよいが、山手の丘の上に登り、まるで外国のような趣のある街並みを歩き、「港の見得る丘公園」で横浜の海を遠く一望して異国の風を感じるのもよい。手を伸ばせば届きそうなほど、空が近い。

港の見える丘公園と山手エリアのバラ感は、圧倒的である。3つのエリアにわたってバラが咲き、合計で約330種2,200株のバラが、8,000㎡にわたって楽しめる。

港の見える丘公園には横浜を愛した文豪・大佛次郎の記念館があるが、その前に広がる「香りの庭」と沈床花壇には約100種500株のバラが楽しめる。

山手異人館の趣を楽しみながら、イギリス館前の「イングリッシュローズの庭」で約150種1,200株のバラを愛でて、イギリス館後庭から111番館後庭にかけて「バラとカスケードの庭」で約80種500株のバラを堪能し、フィナーレをぜひ「香りの庭」で迎えてほしい。

この世の春を謳歌できるはずだ。

バラを贅沢に楽しんだ後は、山手~元町のカフェで一休みしてはいかがだろうか。

山手では「山手えの木てい」や「山手十番館」が洋館カフェとして賑わっていて、まるでおとぎ話の国に迷い込んだような錯覚を覚える。「山手十番館」では、ランチやディナーも楽しめる。元町には、開港文化華やかりし頃を偲ばせる格調高き特別な空間の洋館の老舗レストラン「横濱元町 霧笛楼」もある。横浜マイスター受賞に輝いたシェフの匠の一品に舌づつみを打つのもよいだろう。

犬を連れてのバラのお散歩を楽しんだ貴方は、フランス山をぬけて元町まで歩き、「パンケーキ リストランテ」がおすすめだ。そのまま中華街に行って、新しくオープンしたWANCOTTのドッグランで走れば、元気印でいつもはにぎやかなワンちゃんも夜はぐっすりと眠ってくれるので、静かな夜が過ごせるかもしれない。

かの文豪・大佛次郎は、無類のねこ好きだったという。

大佛次郎記念館や、県立神奈川近代文学館で文学の香りに魅かれる貴方は、バラと文学に溺れる一日を過ごした後で、ねこ繋がりでJR桜木町とJR関内に程近い「ヨコハマ関外よしだまち」のバーでハシゴ酒を楽しむのもよいかもしれない。

“バーとアートの街・吉田町” には、「バレルポッド」「タウザー」等、なぜか”ねこ”にちなんだお店が並び、夜はインスタ映えする”のらねこ通り” なる裏小路もある。そして、その裏小路にお店を構えるビストロノミー「ラトリエ1959」で美味しいワインとお食事をいただくのもよいだろう。研究熱心でフランスのコルドンブルーでも修行を積んだシェフは、きっと貴方の知的好奇心を満たしてくれる。”小泉八雲が料理の本を実は執筆していた”と話せるシェフは、なかなかいない。

静かにしっとりとしたオトナの夜を過ごしたい貴方には、「グランノーブル」がおすすめだ。世界大会で優勝したバーテンダーのカクテルを味わうことができるだろう。

山下公園のホテルニューグランドの中庭の花とみどりを楽しみながら、本館の「シーガーディアンⅡ」で王道の夜を過ごすのも素敵だ。

 

ラ ビアンローズ。「人生はバラ色」とはいかなくても、一期一会の「バラ色の一日」を思いっきり楽しむ一日なら夢叶う。

 

横浜へ、行こう。「バラ色の一日」を過ごしに。

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